カーネルの再構築

カーネルの再構築を行えば、消費メモリの削減、起動時間が短くなるなど、いろいろなメリットがあります。
SA の適用などを行う場合は、ベースシステムの再構築に進んでください。

クリーンアップ

以前に buildkernel や buildworld した事がある場合、下記のようにして /usr/obj 以下を削除してください。
初めて挑戦される方は必要ありません。

# chflags -R noschg /usr/obj/*
# rm -rf /usr/obj/*

ログディレクトリの作成

ログ出力先ディレクトリを作成します。

# mkdir /var/log/world
# chmod 700 /var/log/world

カーネルの再構築

csh系シェルの場合

# chdir /usr/src/ && nohup /usr/bin/time -l make -j4 buildkernel installkernel >&! /var/log/world/MakeKernel.log &

sh系シェルの場合

# chdir /usr/src/ && nohup /usr/bin/time -l make -j4 buildkernel installkernel > /var/log/world/MakeKernel.log 2>&1 &

再起動

初めて再構築する方はドキドキの瞬間です。
正常に起動するよう祈りつつ、下記のコマンドを実行しましょう。

# shutdown -r now

確認作業

新しいカーネルが有効になっているかどうか、確認しましょう。

# uname -i
MYKERNEL

こんな感じで出力されていれば成功です。