日本語マニュアルの導入
FreeBSD は man が充実しているので、日常作業の中で man は多用します。
その man を日本語 man に置き換える事によって、作業の効率化を図ろうというものです。
インストールの前に
日本語マニュアルを閲覧するには jless ( Jam less ) か lv が必要になります。
下記のページでは lv の導入方法を解説していますので、別途そちらをご参照下さい。
- lv の導入
日本語マニュアルについて
2008 年 10 月 17 日現在の最新の RELEASE は 7.0-RELEASE および、 6.3-RELEASE です。
ports にある日本語マニュアルは 5.4-RELEASE 用と、若干古いものになっています。
そこで、 有限会社小金丸コンピュータエンジニアリングサービス 様が独自にメンテナンス、配布されている日本語マニュアルを導入します。
ダウンロード
有限会社小金丸コンピュータエンジニアリングサービス 様から 6.3-RELEASE 用の日本語マニュアルをダウンロードします。
% fetch http://home.jp.freebsd.org/%7Ekogane/JMAN/ja-cat-doc-6.3.20080215.tbz
また、 7.0-RELEASE をお使いの方は 7.0-RELEASE 用の日本語マニュアルをダウンロードします。
% fetch http://home.jp.freebsd.org/%7Ekogane/JMAN/ja-cat-doc-7.0.20081014.tbz
インストール
次に上記でダウンロードしてきた ja-cat-doc をインストールします。
% sudo pkg_add ja-cat-doc-6.3.20080215.tbz
同様に、 7.0-RELEASE をお使いの方は 7.0-RELEASE 用の日本語マニュアルをインストールします。
% sudo pkg_add ja-cat-doc-7.0.20081014.tbz
manpath の変更
次にデフォルトの man を置き換える為に /etc/manpath.config を編集します。
% grep MANPATH_MAP /etc/manpath.config
# MANPATH_MAP path_element manpath_element
MANPATH_MAP /bin /usr/share/man
MANPATH_MAP /usr/bin /usr/share/man
MANPATH_MAP /usr/local/bin /usr/local/man
MANPATH_MAP /usr/X11R6/bin /usr/X11R6/man
この中の /bin および /usr/bin の行の末尾に /ja を追記します。
% sudo vi /etc/manpath.config
MANPATH_MAP /bin /usr/share/man/ja
MANPATH_MAP /usr/bin /usr/share/man/ja
書き換えた後、正常に man が表示出来るかどうか試してください。
% man man
正常に表示されなかった場合は /etc/manpath.config の設定が間違っているか、 PAGER に日本語表示の出来ないページャが設定されている可能性があります。