[PukiWiki:freebsd] FreeBSD/Install/7.0-RELEASE

最終更新日: 2008/10/16 04:12:06

目次

この文書は現在再構築中です

参考にされる場合はご注意ください。

ターゲットとなる、インストール CD イメージを決める

FreeBSD をインストールする前に、ターゲットとなるインストール CD イメージを決めましょう。
Windows や Linux 向けにターゲットの解説をすると、下記のような対応表になります。
基本的には i386 をターゲットとしてインストールすれば問題はありませんが、メモリを 4GB 以上積んでいる場合などは amd64 を選択した方が良いでしょう。

| FreeBSD | Windows | Linux |
| i386 | x86 | x86 |
| amd64 | x64 | x86-x64 |
| ia64 | Intium | ia64 |

( Linux はディストリビュージョンごとに名称が変わります )

ミラーサイトを選択する

FTP サイト - 日本
ここのリストからひとつのミラーを選択します。

ミラーサイトのディレクトリ構造

ミラーサイトからインストール CD イメージファイルを取得するには下記のディレクトリにアクセスする必要があります。

  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-alpha/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-amd64/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-i386/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-ia64/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-pc98/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-powerpc/7.0/
  • /pub/FreeBSD/ISO-IMAGES-sparc64/7.0/

インストール CD イメージを選択する

これでようやくインストール CD イメージがダウンロードできるのですが、このインストール CD イメージにも種類があります。
FreeBSD 7.0-RELEASE では下記のようなインストール CD イメージが配布されています。

bootonly.iso

これはネットワーク環境が整備された人向け ( ネットワークインストールが可能な人向け ) のインストール CD イメージです。
注意点として、ファイヤーウォールが設置されている環境ですとインストールできない場合があります。
その場合は disc1.iso などでインストールしてください。

disc1.iso

これが一般的なインストール CD イメージです。
bootonly.iso と違って、ネットワークの接続などがなくても、インストール出来ます。
今回は、このインストール CD イメージをターゲットに進めていきます。

disc2.iso

disc1.iso に入りきらなかった内容物が収録されています。
今回は使用しません。

disc3.iso

disc1.iso に入りきらなかった内容物が収録されています。
今回は使用しません。

docs.iso

これは FreeBSD のハンドブック、 FAQ 等が同梱されています。
今回は使用しません。

livefs.iso

KNOPPIX などでお馴染の LiveCD システムです。
今回は使用しません。

インストール CD イメージをダウンロードする

日本のミラーサイトからダウンロードする場合はかなり高速でダウンロード出来ます。
ISDN などの低速な回線の方はレジューム機能のあるダウンローダなどを使用することをお勧めします。

インストール CD イメージを Blank CD ( 空の CD ) に焼く

Windows 付属のツールでは boot 出来ないので、市販のツールや、フリーソフトで焼く必要があります。
また、 CD-R 対応ドライブでないといけません。

インストール CD をクライアントにセットし、再起動する

起動優先順位が HDD > FDD > CD-ROM のような場合、 BIOS の設定から優先順位を変える必要があるかもしれません。
対応キーを押すことによって一時的に優先順位を変えられるパソコンもあります。
その場合は付属のマニュアルなどをご覧ください。

インストール開始

ここからはスクリーンショットを交えて紹介していきます。
正常にインストールが始まった場合は下記のような画面になります。
Windows などが立ち上がってしまった場合は BIOS の設定や、インストール CD イメージが正しく焼けていない可能性があります。
#ref(Install00.jpg)

起動オプション

ここでは起動オプションの指定を行えます。
通常はスペースを押すか、カウントダウン待ちます。
#ref(Install01.jpg)

Country ( 国 ) の選択

しばらくずらずらと文字が表示されると、 Country ( 国 ) の選択画面になります。
ここは上にスクロールして、『 110 Japan 』を選択します。
#ref(Install02.jpg)

Keymap ( キーボード ) の選択

ここは 7. Country ( 国 ) の選択で指定した国の Keymap が自動的に選択されています。
ここはそのままエンターを押してください。
#ref(Install03.jpg)

メインメニュー ( インストール方法の選択 )

ここではインストール方法の選択を行います。
Usage 、 Standard 、 Quick などいろいろな方法がありますが、今回は Standard を選択します。
#ref(Install04.jpg)

パーティションについて

ここは目を通しておく程度で大丈夫です。
#ref(Install05.jpg)

パーティション分け

操作方法は画面下に書いてありますが、英語でわかり辛いので良く使うコマンドを記述しておきます。
ここでは “a” を入力し、全て FreeBSD に割り当てます。
|コマンド|説明|
|“a”|自動で振り分け|
|“d”|削除|
|“c”|作成|
|“q”|終了|
#ref(Install06.jpg)

ブートマネージャー

ここではブートマネージャーを選択します。
既に GRUB などインストールしてある場合は none を選択してください。
#ref(Install07.jpg)

ディスクラベルについて

ここも目を通しておく程度で大丈夫です。
#ref(Install08.jpg)

ディスクラベルの設定

ここはディスクラベル ( / swap の作成など ) の作成を行います。
コマンドについてはパーティション分けを参照ください。
ここも “a” を入力し、自動で振り分けます。
#ref(Install09.jpg)

配布ファイルの選択

ここはシステムの用途に応じた配布ファイルの選択を行います。
今回はサーバとして使用するので Minimal を選択します。
#ref(Install10.jpg)

インストールメディアの選択

ここはインストールメディアの選択を行います。
通常は CD/DVD ( bootonly の方は FTP HTTP など ) を選択してください。
ここでは CD/DVD を選択します。
#ref(Install11.jpg)

インストール前の最終確認

HDD に配布ファイルをインストールする前の最終確認です。
問題が無ければ Yes を選択してください。
#ref(Install12.jpg)

インストール中

最近の高性能な PC ならそれほど時間はかからないですが、お茶でも飲んで待ちましょう。
#ref(Install13.jpg)

インストール終了

インストールが終了して、最終的なシステムの設定を行います。
#ref(Install14.jpg)

Ethernet or SLIP/PPP の有効にするか

ここでは Yes を選択します。
#ref(Install15.jpg)

Network interface の選択

通常は下記の画像の様にインターフェース名が表示されているので、該当するものを選択します。
#ref(Install16.jpg)

IPv6 を有効にするか

ここでは No を選択します。
#ref(Install17.jpg)

DHCP を有効にするか

IP アドレスが変わるといろいろ面倒なのでここでは No を選択します。
#ref(Install18.jpg)

ネットワークの設定

ご家庭のネットワーク環境にあった設定をしてください。
#ref(Install19.jpg)

選択したインターフェースを有効にするか

ここでは Yes を選択します。
#ref(Install20.jpg)

gateway マシンとして使うか

ここでは No を選択します。
#ref(Install21.jpg)

inetd を使うか

ここでは No を選択します。
#ref(Install22.jpg)

SSH を有効にするか

後ほど有効にも出来ますが、どちらにせよ使うことになるので Yes を選択します。
#ref(Install23.jpg)

anonymous FTP を有効にするか

ここでは No を選択します。
#ref(Install24.jpg)

NFS server を有効にするか

ここでは No を選択します。
#ref(Install25.jpg)

NFS client を有効にするか

ここでは No を選択します。
#ref(Install26.jpg)

system console のセッティングを行うか

設定しても良いのですが、ここでは No を選択します。
#ref(Install27.jpg)

time zone の設定をするか

この設定は Yes を選択します。
#ref(Install28.jpg)

CMOS クロックを UTC に合わせるか

ここでは No を選択します。
#ref(Install29.jpg)

Time Zone の設定

ここでは 5 Asia を選択します。
#ref(Install30.jpg)

Country の設定

ここでは 18 Japan を選択します。
#ref(Install31.jpg)

LocalTime を JST に合わせるか

ここでは Yes を選択します。
#ref(Install32.jpg)

Linux Binary をインストールするか

これは後でインストールすることも出来るので No を選択します。
#ref(Install33.jpg)

mouse を使うかどうか

通常、サーバではマウスは使わないので No を選択します。
#ref(Install34.jpg)

package collection を使うかどうか

ソフトウェアのインストールは基本的に ports を使うのでここでは No を選択します。
#ref(Install35.jpg)

ユーザを追加するか

常に root ユーザを使う訳にもいかないので、一般ユーザを追加します。
ここでは Yes を選択します。
#ref(Install36.jpg)

ユーザ及びグループの追加選択画面

ここでは User を選択します。
#ref(Install37.jpg)

ユーザの追加画面

ID 、 Password 、 Full name 、 Member groups 、 Home directory 、 Login shell などを設定します。
Member groups には wheel,operator などを設定します。
#ref(Install38.jpg)

root のパスワード設定について

ここも目を通しておいてください。
#ref(Install39.jpg)

root のパスワード設定

管理者以外に推測されにくいパスワードを設定してください。
特に名前や誕生日、車のナンバーなどは一番最初に試される恐れがあるので、出来れば意味のない文章などにしてください。
#ref(Install40.jpg)

root のパスワード確認

前項と同じパスワードを入力してください。
#ref(Install41.jpg)

最終確認

設定を変えたい、やり直したい場合は Yes を選択します。
ここでは No を選択します。
#ref(Install42.jpg)

インストールの終了

メインメニューに戻ったら [Tab] を押してインストーラを終了してください。
#ref(Install43.jpg)

再起動確認

再起動する場合は Yes を選択します。
#ref(Install44.jpg)

ログイン画面

この画面が出れば無事インストールは終了です。
#ref(Install45.jpg)

おつかれさまでした!

これにてインストールは終了です。
お疲れ様でした!